伊万里磁器探訪旅行 旅の目的編 

さぁ 旅の目的 憧れの柴田コレクションに会いに佐賀県立九州陶磁文化館
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中庭には姉妹都市マイセンから贈られた白磁の冠火食鳥

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勿論ケンドラーの時代のじゃありません。復元です。
王様が当時「白い黄金」と呼ばれた東洋の磁器を、若い錬金術師を城に幽閉して作らせたあたりの話・・・
お城・・幽閉・・・大~好き^m^

鈴田館長の似顔絵がお出迎えしてくれます(そっくり~)

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私がこんなにも来たいトコロだったにもかかわらず、スッゴクすいてます。

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私達しかいないよ~
こんなにすいてて大丈夫なの?
あっ そうか 館は入場無料だったんだっけ。 それにしてもね~
ちなみに写真撮影もOK!です

いました! 超~有名なお皿  国内磁器最高峰と称される鍋島 重要文化財です
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          染付蓮鷺文三足皿  鍋島藩窯 1690~1710年代

写真はありませんが、裏の作りもすごいんです。
皆さんは、どうやってこの背景塗ったんだろう すごいな~とか考えちゃうんでしょうが、
私は一人、このレベルになるとやっぱり、将軍にプレゼントしたモノだよね~? 
綱吉?  どんなリアクションだったのかな? と妄想にふけってしまう。
よその美術館に貸し出されたりするようなお皿なのに、誰も見ていないよ~

この陶磁文化館を、我が団体はナント!金曜・土曜と二日に渡って見学しました(この館 決して広くはありません)
家族が一緒だったら到底無理な行程です
日本料理屋 兼 骨董屋さんの「保名」というお店でランチ&買い物をしたのですが、
皆さん、ここと、そこを何往復もしていたいみたいでした。
展示を見ながら
「あ~! あれ買っておけば良かった~!」
なんて悲鳴が上がってましたから・・・


初日は館長さんから「古伊万里の歴史と特徴」のお話しを伺いながらの館内巡り

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鈴田館長のお話しはそれはそれは面白く、そのお人柄で心も和みます。
各地で専門家のお話しを伺えるのも旅の楽しみです。

コチラは蒲原コレクション (◎日◎)キンキラ キ~~~ン ☆ ☆☆ ☆☆☆

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かつて伊万里の港からヨーロッパに輸出され王侯貴族の館を飾った豪華な磁器を有田生まれの蒲原さんが買い集め寄贈されたモノです。

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里帰りした磁器たちは何をおもっているんだろう。。。。。



さぁ いよいよ 柴田夫妻コレクションへ 

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江戸初期から明治に向かって、時代による特徴が一目で分かるように上手く並べてあって、
今まで曖昧だったことが色々整理できます。
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たった一枚を創成期はこんな感じ~次は~と見せられるのではなく、
各時期の器達をまとめてドーンと大量に見られるので、
それぞれの時期の器が持っている特徴・雰囲気を自然と感じ取れます。
これからは
「ホッホ~これは元禄ですな~」
なんて言えちゃう気分  古伊万里の目利きになったかも~ウソウソ(^^;)

たこ唐草の渦巻きが何重かによって製作年代を概算する公式なんか面白かったよ~

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           <<1700年+30年×唐草の回転数=製作年代>>
              数学の公式とは違って暗記できるわぁ~


同行のTさんにウケてた江戸初期の色絵の大皿

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茶色い動物、何だか分かりますか?  「リス」です。イヌでもキツネでもありません。

コレを「凶暴なリス」と呼んで二人で遊んでいました。

だってなんだかユーモラス

沢山の実をつけるブドウと多くの子を生むと思われていたリスを多産と多幸を象徴する吉祥文として組み合わせた葡萄栗鼠文
日本では、武道(葡萄)に律す(栗鼠)の語呂合わせで、武家から好まれ、刀の鍔に施す象嵌などにも使われる願いがこもった模様なんですが・・・ちと失礼なネーミングだったかな
無理な話だけど、凶暴なリスを描いた職人さんに会ってみたいぞ。


見学で疲れたら館内のカフェで200年前の古伊万里でコーヒーも飲めます。

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そっか~茶托に乗っけるのイイね~

コーヒーが無くなったら~五弁花が出て来たよ~♪

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おトイレに行きたくなっても有田焼よ~ん♪ 失礼

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時計も磁器~♪

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全く焼き物尽くしの館内なのでした。


1万点を超える柴田夫妻コレクション
毎年1000点を展示替えします。
冗談で館長さん「すごく大変なんで手伝いに来てよ~」なんて仰ってましたが、
私達にはアブナクッテ頼めないお仕事ですよね。
いっそ骨董に興味のない娘を貸出しましょうか。 いや、今度は雑に扱って落っことす?
別な意味でアブナイかな?

Tさんと
「次の1000点をまた見に来ようね~」
と友情を深めた見学でした<(_ _)>          つづく








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by noshinoshishinoch | 2015-06-03 05:45 | 日本骨董学院の旅 | Comments(0)

人にはモノを作る☆本能があるのかも・・・


by noshinoshishinoch
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