ロクロ式高機 レラ・オ・レラで 現地ヤノフ織を再現

以前 チェドックのワークショップで ヤノフ織を習った時は
確か・・・・
一枚一枚 綜絖を独立して上げることが出来る 組織織に適した アシュフォード機を使いました
(綜絖は4枚使用)

ロクロ式高機 レラ・オ・レラで 現地ヤノフ織を再現_e0225164_07004602.jpg

・・・で  その日から私は ヤノフ織は こうやって織るものと 思ってしまった・・・



(ー_ー)しかし 
私が持っている レラ・オ・レラは ロクロ式・4枚綜絖(6枚綜絖まで増やすことが出来ます)

アシュフォードで「綜絖を一枚上げて」という場面と同じ状況にするには 
無理矢理 ロクロ式の綜絖を 3枚下げねばなりません

ロクロ式をお使いの方はお分かりだと思いますが 
4枚綜絖4本ペダルで 綜絖を同時に3枚下げるというのは
やってやれないことはないけど・・・・まぁ~経糸が 上手く開かないのでやり難い 


つまり オソロシイ困難のなか こういうマフラーなどを 織っていたのです
ロクロ式高機 レラ・オ・レラで 現地ヤノフ織を再現_e0225164_05382348.jpg



ところが 今回 ヤノフ村へ行って 織手さん達の機を見て 驚いた!!

ロクロ式高機 レラ・オ・レラで 現地ヤノフ織を再現_e0225164_06545169.jpg
ナント!!(@_@;)
ロクロの棒の部分が 木製の滑車になった 4枚綜絖4本ペダルのシンプルな機だったのです

な~んだ 我が織機と 仕組み的に一緒じゃ~~~ん
長い棒を渡さず 滑車で吊っている分 ヤノフの織機は綜絖が安定せず 斜めになって織り難くさえあります

綜絖も 当然 最大で2枚しか下げません

こんな原始的な機で あの大きなタペストリーを織っていたとは!! ある意味 大大大尊敬(;''∀'')


私が「ヤノフ織」と思っていた織り方は アシュフォード用にアレンジした織り方で
アレンジした分 私の織機には向かない織り方となっていたのです( ;´Д`)

現地の織り方をそのまま素直に真似れば ヤノフ織は 私の織機にドンピシャの絵織だった!

私は 無駄な努力と労力を重ね 織機にも無理と負担を掛けて ヤノフ織をしていたのね(;_;) 

あぁ ナント言うことだ・・・
織を根本から分かっていれば 自分で解決出来たんだろうけど・・・・

現地を訪ねて ホント良かった






さっ ポーランドから帰って来ての 風あい工房~月の港~

ボルドー君 久し振り~
ロクロ式高機 レラ・オ・レラで 現地ヤノフ織を再現_e0225164_08152342.jpg

あれ? サクラちゃん カットした??
ロクロ式高機 レラ・オ・レラで 現地ヤノフ織を再現_e0225164_08152368.jpg




勿論 私は ヤノフ織を掛けました  
ロクロ式高機 レラ・オ・レラで 現地ヤノフ織を再現_e0225164_08152356.jpg
忘れないうちに オサライしないとね


今度は 可愛く 赤と白で~

これからは レラ・オ・レラで 快適にヤノフ織を楽しみます(ハズです)
ちょっと ヤノフで習った端の模様を入れてみましたが バッチリ出来ます
なんて 織りやすいんでしょう169.png

ロクロ式高機 レラ・オ・レラで 現地ヤノフ織を再現_e0225164_08152333.jpg

さぁ どんな模様を織り込もうか ('▽`)

やっぱり こういう お家模様かな~

ロクロ式高機 レラ・オ・レラで 現地ヤノフ織を再現_e0225164_18590248.jpg
お家模様ばかり いっぱい写真撮って来ましたからネ(^^ゞ





今回の 先生特製ランチは ポーランドで買った 
ドライ野菜を出汁に使ったスープと ピクルス用スパイスを使ったきゅうり~ とポーランド風
パンに入っていたドライフルーツもポーランド製

ロクロ式高機 レラ・オ・レラで 現地ヤノフ織を再現_e0225164_08152488.jpg
なんだか 懐かしく 美味しゅうございました<(_ _)>
ご馳走様でした


これから ヤノフ織の説明も 詳しくアップ出来るとイイのですが・・・
ピックアップ方法を 分かりやすく説明するだけの技量が 私には 無い・・・かも(^^;)
難しいのは 整経 機掛け ペダル操作じゃなく そこなんです

あっ
しまった 9月まで 月の港は しばらくお休みでした~  残念~~~







Commented at 2018-03-27 17:40 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by はせがわゆき at 2018-03-27 17:44 x
ヤノフ織り、でこちらに飛んできました。
ブログとても素敵です♪
たくさんの情報にとても勉強させていただいています。
高機(ろくろ式)の初心者なのですが、ヤノフ織りの本を手にしてから大ファンになり織ってみたい!!と思っています。
ぜひぜひぜひ、この記事の続きを読ませてください。待っています☆
ろくろ式でどうやって織ったら良いのか、とても知りたいのです。お願いします♪
Commented by noshinoshishinoch at 2018-03-28 06:58
はじめまして<(_ _)> コメント有難うございます。
私自身の覚え書きとしても ロクロ式 つまり現地と同じヤノフ織を
書き留めておきたいとは思うのですが・・・・
実力が伴なわず・・・上手に書き表せずにいます。
ロクロで織る場合、下側になる糸を 上糸越しに ピックアップするという
慣れないと 大変見難くやりづらい方法で行います。
ある意味 ポーランドの人達の忍耐力?を痛感しますよ~
Commented by はせがわゆき at 2018-03-28 19:42 x
そうですよね。織りを解説する、というのは簡単な作業ではないですよね。
まだ経糸を張る前なのですが、綜絖を動かしながらにらめっこです。
3枚同時にちゃんと開口させるというのは、無理に思えて、、。
Commented by はせがわゆき at 2018-03-28 19:45 x
色糸が下にあるときにのぞきながらピックアップするということ、なんですね。
そこが本のレバー式と違うところですね。
ヤノフ村の人々の大らかさがこの作風に表れているのでしょうね~
Commented by noshinoshishinoch at 2018-03-28 22:27
そうなのです。そうすれば同時に1枚or2枚の綜絖しか下げずにすむので
ピックアップは見づらいですが、綜絖はスムースに動くのです。
こうやって、いまだにポーランドでは、織機を進化?させることなく、
ロクロ(実際には滑車ですが)式で模様織をしています。
スウェーデンなどで、行われている同じような模様織のフィン織が
多綜絖の開口が明快な天秤式織機で行われているのと対照的ですね。
これも国民性なのでしょうか

きちんとした解説は到底無理ですが、多少なりともお役に立つよう
次回、ヤノフ織を機に掛ける際には、手元の画像ぐらいはアップ出来ればと思っています(^^)/
Commented by はせがわゆき at 2018-03-29 07:24 x
ご丁寧にありがとうございます。
こういう経緯で織り機も進化をしていたのですね。
またヤノフ織りをされる日を待っています♡♡♡
Commented at 2018-03-29 07:29 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by noshinoshishinoch at 2018-03-29 14:57
鍵コメでしたが、こちらから普通にコメントしますね

私の無理矢理ヤノフ織?の やり方はそうではありません(^^;)

本で「3と4を上げる」のところは「1と2を下げる」
「1を上げる」のところは「2と3と4を無理矢理!下げる」となります

つまり 本で「3と4を上げる」となっているなら
3と4が上がった状態を「1と2を下げる」ことによって作り出す訳です
従って 大変困るのが「1を上げる」というような場合です
2と3と4を下げて1が上がっているような状態を作りたい訳ですが
ロクロの場合3枚を下げるなんてコトは物理的に無理です
それを 2本の足で3本のペダルを微妙?絶妙?職人技?に踏んで
到底綺麗になんて開口しませんが なんとか杼を通せるだけの隙間を作って
緯糸を通して 上糸ピックアップで 織っていたのです(笑)

大変無理矢理なやり方なのですが ヤノフ村のツアーに参加された方の中に 私と同じような織り方で ロクロで織っていらした方がいて なんとも可笑しくて意気投合してしまいました

HASEGAWAさんのようにタイアップするのでしたら
本のP40ページの『織り図を見ながら織る』の隣にも
『下向きにたて糸が開く、下向き開口の織機を使用される方は、下の開口した方のたて糸をピックアップして下さい』
と書いてありますから 
見難くても 下の方の たて糸をピックアップすれば 現地ヤノフ織と同じように織れるのかな。。。。。

織の組織をきちんと理解出来ていない私。。。。
只今 ヤノフ織を機に掛けてないので こんなあやふやな答えでスミマセン<(_ _)>
Commented by noshinoshishinoch at 2018-03-29 18:22
追伸
無理矢理3本のペダルを踏むやり方は マフラー程の巾の狭いものだからこそ
なんとか緯糸を通せたわけで・・・
織巾のあるモノは やはり通し損ねたりしてしまうと思います
Commented by はせがわゆき at 2018-03-29 19:19 x
そうですよね、そうですよね。うんうんうなずきながら読ませてもらいました。
2本の足で3本のペダル! どうにか緯糸を通す! 本当に困難です(>_<)
現地でのやり方、動画などを探してみます。
ただ今春休み中。学校がお休みだと更に忙しい母業です(笑)
でも来週こそ経糸を張るぞ!と決意しています。
とてもためになるご助言をありがとうございました。
Commented by はせがわゆき at 2018-04-14 23:29 x
できました、できました。
本当にできました。感動です。
たくさんのことを教えて頂きありがとうございました。
とても嬉しいです♪
Commented by noshinoshishinoch at 2018-04-15 06:54
良かったですね(^○^)ホント良かった
下糸の方を 上糸越しに頑張って見て ピックアップして 織られたんですよね きっと
それでしたら それこそが 現地!正調!ヤノフ織です♪オメデトウゴザイマス

あとは 何枚か本の通りにピックアップして織っていれば 
だんだん「こうすれば こうなるのか・・・」って分かってきて
自然とオリジナルの柄も織れるようになってくると思います

すくいそびれたり、色糸通すところを 白糸通しちゃったり
うっかりピックアップ棒を抜いちゃったり・・・失敗した時 解くの面倒だったり
作業が色々と多い織りなので 大変ですよね
現地では 決して織りやすい織機じゃないのに 総柄の大きなタペストリーを
何も見ないで織っているんですから その根気?忍耐力?にビックリです(=^・^=)

通っている工房で ヤノフ織を教えて欲しいという方があるので
次回 工房の織機に 私も ヤノフ織を掛けることにしました~(*^^)v
Commented by はせがわゆき at 2018-04-18 21:43 x
そうですそうです!
「下糸の方を 上糸越しに頑張って見て ピックアップして 織りました」
本当にこれでできるのか???と半信半疑で進めましたが、ホントにできました。
感激です(*^_^*)
そして失敗の数々・・・思わず笑ってしまいました。疲れが吹き飛びました(笑)
3日間PCが見られなかった間に、もうヤノフ織りの経糸が張られているとは\(◎o◎)/すごいです。
これからもたくさんのことを教えてください♪
インスタでときどき写真を載せています。お時間がありましたらご覧ください。https://www.instagram.com/yuki_jkke/
Commented by noshinoshishinoch at 2018-04-18 22:02
ゆきさんのコメントがきっかけで、ロクロ式で織るヤノフ織について
ブログで書きはじめました。
そちらを読んで頂けましたでしょうか?
5回くらいに分けてアップしますね。

インスタ 拝見させて頂きましたよ~
私も インスタ 始めたくなりました
お子さん 4人いらっしゃるのかな? 素敵ですね

人生で素晴らしい時でもあり 大変な時でもあり
そして忙しい時でもあるのに 織を始められるなんて なんてパワフルなんでしょう
尊敬です(^^)/

「織」って 奥が深いので お若くしてスタートされて 羨ましいです
頑張って下さい
Commented by はせがわゆき at 2018-04-18 22:37 x
ずうずうしいと思いながらもコメントさせていただいて本当に良かったです。
自分の織り機ではできないのだなーと本を眺めてガッカリしていたので。
12.8.4.1歳の4人もいます(笑) 最後にやっと女の子が来てくれて私は一緒に手芸できる日を今から楽しみにしています♡
もどかしいほどのノロノロペースですが楽しんでいます。これからもよろしくお願いします!!
Commented by noshinoshishinoch at 2018-04-18 23:11
我が家は女の子二人で・・・男の子 欲しかったなぁ~

歳はとっておりますが 織は 始めてそれほど経っていなくて
基礎基本がまるで分かっておりません(^^;)
お役に立てますかどうか・・・かなりアヤシイですよ~
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by noshinoshishinoch | 2017-07-29 08:37 | 機織り・手織り | Comments(17)

人にはモノを作る☆本能があるのかも・・・


by noshinoshishinoch
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31